綾紫の閑散日記
2012年4月19日〜4月25日

 
給水塔散歩
2012年4月25日(水)
今日は晴。23日にはあやめ池附近からの眺めとしての配水池を紹介したが、少し学園前方面へ赴いてみよう。先ず定番のけいはんなプラザ上端[1]。そして遠くの山頂には配水池[2]が霞んで見える。念のため拡大したが[3]、2基のタンクが確認出来る。登美ヶ丘附近か。奈良市北西部は高台のベッドタウンだから、需要に見合う安定供給を確実に行う為か、給水施設があちこち散見される。

実はここ、あやめ池配水塔附近。

ちょっと下界から[4]。ぐるっと回って近付く[5]。もっと近付くが電線が邪魔[6]、ちょっと戻るともっと邪魔[7]。ガラスが割れているのは、もう使用されていない為か。ともかく見る位置を変えたが、錆が枯淡の境地を感じさせる[8]。思い切って東を望めば、あやめ池を象徴する高い樹木と共に、左には相楽西配水池(木津川市)[9]もその姿を見せている。最後、少し歩いて見つけた空地の下水マンホールの実態[10]を以って、今日の日記を終える。
 

[1]


[2]


[3]


[4]


[5]


[6]


[7]


[8]


[9]


[10]
 
 
給水塔散歩/リニア奈良駅
2012年4月24日(火)
今日は晴。第1の話題:ついてで高の原イオンの屋上からの眺めを追加しよう。先ず奈良市の平城西配水池[1]。特徴のある左側のタンクが木陰に隠れ、意外と見つけ難かった。この附近はURが開発したマンション地帯でもあるから、マンションに附属する背の高い給水塔[2]も見える。反対側にあるのは相楽東配水池[3]。相楽西配水池にそっくりだ。しかし建設タイムスによれば相楽西配水池は容量にして3987m3、東は2390m3であるから、大きさは違う様だ。なお左には奈良市環境清美工場の煙突が、右には撤退した奈良ドリームランドの遊具が見える。少し南に目を転ずれば、マンション附属の給水塔が2本[4]。続いてもっと遠くへ視点を変えれば、左からガーデンモール木津、ロート製薬、日本原子力研究開発機構、そして木津南配水池[5]。拡大するとこんな感じだ[6]。なお、この附近にはタツタ電線が進出する予定である。更に造成中の地域を見ると、右上にも何かがある[7]。拡大するとこんな感じ[7]になる白い塔、一見、四角く錯覚するが、エイト日本技術開発によれば木津中央配水池であるらしい。

第2の話題:産経の報ずる処[9]によると、リニア中央新幹線建設促進県期成同盟会の総会が20日に開かれ、大和郡山市の上田清市長や生駒市の山下真市長が、誘致先としての利点をアピールした、とある。先ず大和郡山市だが
  • 上田市長は西名阪自動車道や京奈和自動車道、国道24号、同25号、JR関西線など交通アクセスでは県内屈指の立地条件とアピール。「防災面も含め、幅広い地域の未来に大きな役割が担える」と述べた。
となっているから、鉄道のみならず、自動車交通との整合性もアピール点として挙げられている様子だ。自動車交通を重視する姿勢はその後、
  • この後、高速輸送機能効果を県南部や紀伊半島地域など広範囲にもたらすため、交通結節性の高いところに新駅を設置するとした趣旨を盛り込んだ決議案が提案された。
となっていて、「紀伊半島」と云うキーワードが含まれる点からも窺える。一方の生駒市も
  • 山下市長は地元の高山第2工区への誘致について、名古屋と新大阪をほぼ直線で結ぶルート上にあり、大規模な未利用地に必要なだけの用地を確保できると説明。「近鉄けいはんな線を延伸すればアクセスの難点をクリアできる」と主張した。
  • 近鉄けいはんな線の延伸を目指す山下市長が「現時点における交通結節性を意味するのみならず、将来の開業時における交通結節性も含んで理解すべきだ」と意見を表明。
と応戦したが、荒井正吾知事から
  • 同盟会会長を務める荒井正吾知事が「ちょっと違う。現在からみて将来は不確実で、できるだけ確実な計画に基づかねばならないのは交通の鉄則だ」と反論する場面もあった。
と反撃された模様。具体的な地名を候補地として推奨した、とは書いていないが、大和郡山市が1歩リードだ。

ところで奈良市は相変わらず誘致合戦に参戦していない。もし諦めたのであれば、1つの仮説だが、以下の様なストーリーが成り立つ。

奈良市内にリニア駅を建設するならば、平城京を回避せねばならないが、その南端は大和郡山市だから北回りとなる。そうすると平城京の北には佐紀·佐保古墳群が存在するからリニア駅の好適地はならやま大通りを越えて平城山駅から高の原駅附近の狭い領域となる。仲川市長の少し前迄の発言「学研都市」とはこうした意味である。さて平城山駅から高の原駅附近も今では住宅街であり、リニア駅は地下駅とせざるを得ないが、JR東海は建設費の安い地上駅の可能性も検討し始めた。これはリニア駅がより周辺人口の希薄な地域に出来るであろう事を意味する。よりはっきり云えば奈良市内の可能性は消えた。最近の市長の発言「奈良市中心部へのアクセス性」はこの現実を踏まえ、次善の結果を狙った策である。当然ながら誘致には加わらない。
 

[1]


[2]


[3]


[4]


[5]


[6]


[7]


[8]


[9]産経(sankei.jp.msn.com/region/news/120421/nar12042102080004-n1.htm)
 
 
給水塔散歩
2012年4月23日(月)
今日は曇後晴で暖かくなった。給水塔の話を続けよう。かつて近鉄あやめ池遊園地と云うテーマパークがあり、2004年6月6日に閉園後、その跡地は宅地として再開発されている[1]。ところがこの附近一帯、実はかなりの高台。周辺を見渡すと大淵配水池[2]が見える。近鉄学園前から北に向かって歩くと目に飛び込んで来る巨大なタンク[3]だ。それだけではない。何と、遠い筈の光台配水池(左寄りのスカイブルーの構築物)も見えているではないか[4]。けいはんなプラザの上部も少し覗く[5]。こんな点も、この界隈の魅力である。
 

[1]


[2]


[3]


[4]


[5]
 
 
給水塔散歩
2012年4月22日(日)
今日は雨後曇。給水塔を探して歩き回った。先ず、学研奈良登美ヶ丘駅へ[1]。遠くに見えるのは精華町の光台配水池[2]。駅から東向きに歩くと、配水池が2つ、その頭を覗かせる[3]。右は精華町桜が丘配水池、左は木津町相楽西配水池。精華町の配水池は青い外観で統一されている。更に行けば特異な形状の平城西配水池[4]。一旦、高の原イオンの屋上に登り、西を望むと相楽西·桜が丘の2つの配水池がまた見える[5]。高の原イオンから西に向かい、平城西配水池[6]に近付く。さて何故歩いたか、だが、自宅附近で3つの配水池が並んで見える場所がある[7]。ところがこれは幸運なケースであり、遠方であるから、気象条件によっては霞んで明瞭に見えない事も多い。だから4/19にも述べた通り、左の2つ、桜が丘配水池と相楽西配水池を混同していた。そこで確認出来る所へ行こうと思った次第である。
 

[1]


[2]


[3]


[4]


[5]


[6]


[7]
 
 
給水塔
2012年4月19日(木)
今日は曇後雨。今ではアーカイブに移してしまったが、2011/12/31の日記の2番目の写真に写る2つの塔、右は平城西配水池、左は相楽西配水池である。そして12/12の写真は桜が丘配水池。それぞれ、奈良市·木津川市·精華町の施設である。特に後者2つはストライプ型の外観と云う点で似ており、特殊な外装で青くも白くも見える1つの施設だと誤解していたが、別だった。給水塔見聞録癸卯雑識ALL ALONG THE WATERTOWERを参照されたい。