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私のしごと館の今後 |
2009年5月31日(日) |
Infoseek
今日は曇後晴。私のしごと館を政府がどう位置付けているか、曖昧だ。厚生労働省傘下の独立行政法人 雇用·能力開発機構のホームページを辿れば、www.ehdo.go.jp/gyomu/o-3.htmlに於いて公共職業能力開発施設の1つである事が分かる。而るに、行政改革推進本部が雇用·能力開発機構の廃止を昨年の12月24日付で謳っているポンチ絵(www.gyoukaku.go.jp/siryou/tokusyu/201224/)

は、私のしごと館を職業能力開発ではないその他の業務としている。前者が正確かもしれないが、"その他"に見えてしまう処に、通常の職業訓練施設ではない私のしごと館の曖昧さがある。
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私のしごと館の今後 |
2009年5月25日(月) |
Infoseek
今日は曇後晴。私のしごと館の今後に関し、けいはんなのまちづくりを考える会主催の地域の集会があった。これを読売と京都新聞が報じている。いや、もう2紙だけが、と云ったほうが、今のこの課題への関心度を巧く表現出来る。
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 読売新聞(www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20090525-OYT8T00006.htm)
先ず読売。タイトルも"「しごと館」問題市民フォーラム"と淡々とした言葉である上、
- ······法人理事長の吉田秀子さんは「体験できる身近な仕事は多くなく、なくなっても困らない」と指摘。
と、批判的意見を掲載。
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 京都新聞(www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009052500063&genre=O1&area=K20)
ところが京都新聞は"職業教育機能の維持など訴え「私のしごと館」パネル討論"と云うタイトルから始まっており、私のしごと館に対し、肯定的。この傾向は
- 木村要精華町長は「開館からわずか約5年で廃止の議論を進めてきた国の責任を問いたい」と訴え、今後の活用策について、職業安定所や人材育成などの機能を持った施設運営を求めた。
と云う存続派の自治体の首長の主張を掲載している処にも現れている。
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私のしごと館の今後 |
2009年5月24日(日) |
Infoseek
今日は曇後晴かと思われたが、午後、雷雨。私のしごと館の今後に関し、けいはんなのまちづくりを考える会主催の地域の集会があった模様だ。
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 blog.goo.ne.jp/keihanna-machizukuri/
先ず案内状。時間は13時から17時迄で、場所は私のしごと館、精華町·木津川市の首長も登場する事になっている。
- 「私のしごと館」の存廃問題は、けいはんな学研都市の地元にとっても、中高生のキャリア教育の拠点をどうしていくのかという問題に加えて、けいはんな学研都市全体のイメージ、館周辺の景観、館に働く人々の雇用など極めて大きな問題です。
とあるのでやはり地元としては雇用減は防ぎたい処であろう。
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 blog.goo.ne.jp/in0626/e/e4f9eeb55beee3c28f65d3891cd55787
こちらは参加者による報告。けいはんなのまちづくりを考える会の案内状では"100人"とあったが、こちらでは"報道も含めて120人ほど"になっているので、盛況だったのだろう。
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私のしごと館の今後 |
2009年5月16日(土) |
Infoseek
今日は曇で、時々小雨。森永卓郎の日経bpでの意見に対し、筆者はblog.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/mt/mt-comments.cgi?entry_id=195806で、
- また嫁ぎ先だが、けいはんな地区ではオムロンの研究所がちょっと小さいが似たような大きさのはず。つまり、オムロンクラスの大企業の研究所ならば有りえるかもしれない。景気後退の今難しいだろうが。
と述べたが、私のしごと館を購入したい企業は1社も無く、甘かった様だ。実は、(株)オムロンは(財)関西文化学術研究都市推進機や(株)けいはんなを通じてけいはんな地区に深く関与している特別な企業であり、他の関西の大企業と同列ではないからだ。となれば私のしごと館の嫁ぎ先として公的機関を考えざるを得ない。この問題は育成支援課長が
- ただ、さはさりながら、現在の経済情勢といったことを踏まえると、なかなか高く売るというのは難しい点もあります。そうなると公的な事業を行う団体に対して売却するといったことも考えられるのではないか。そういった場合に、どのような活用方策あるいは売却先が考えられるかについて、調査検討を進めてはどうかといった点があろうかと思っています。アンケートの回答を拝見しても、職業訓練あるいは就職支援といったご意見があるわけです。そういったことを踏まえた調査検討を進めてはどうかということです。
と発言しているので、厚労省も自覚しいている筈である。実践的な「職業訓練あるいは就職支援」は雇用保険法が認める雇用保険の使い途だから、そうした業務への転換は法的には可能(と云うより、今のままでは違法の虞がある)だが、審議官の発言
- しかも、
それが雇用保険の事業主負担である雇用保険2事業と言われておりますが、雇用保険のお金を使ってつくってきたということが、いろいろな批判のかなり大きなウエイトを占めてきています。
- 少なくともこれまで出してきたやり方で、そこを別の形にするにしても、おそらく別の形という前に、そのしごと館業務という、こういう職業体験的な同様の事業を、同様の形の拠出でやることはおそらく認められないだろうということはあると思います。
を見ると、実践的な「職業訓練あるいは就職支援」ももはや難しいと考えている様子が窺える。となれば公的機関の1つとして、サードステージプランで消えてしまった総合芸術センター構想を再点火してはどうだろうか。最近の関西圏の研究所建設プロジェクトとしては次世代スーパーコンピュータ(www.nsc.riken.jp/index_j.html)があり、神戸ポートアイランドで今、建設が進んでいる。場所の選定ではけいはんな地区(けいはんなプラザ近くと奈良先端大)も立候補したらしいが、破れた。理系の研究機関は本来、特定の地域を特別視する動機を持たない。これに対し、梅棹忠夫の「新京都国民文化都市構想」に端を発する総合芸術センターは、初めからけいはんな地区に建設する事が想定されていた施設である。
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私のしごと館の今後 |
2009年5月15日(金) |
Infoseek
今日は晴。第1回 「私のしごと館に係る建物等の有効活用検討会」の議事録が出た。場所はwww.mhlw.go.jp/shingi/2009/04/txt/s0420-1.txtである。4月20日。出席者は
- 厚労省 審議官
- 厚労省 支援育成課長
- 加藤丈夫(富士電機ホールディングス株式会社相談役)
- 稲田進(財団法人関西文化学術研究都市推進機構常務理事)
- 河井規子(京都府木津川市長)
- 木村要(京都府精華町長)
- 高嶋学(京都府政策企画部長)
- 隈崎守臣(株式会社コングレ取締役社長)
であり、他に数名が欠席。最後の隈崎守臣はオブザーバーであり、求められた時にのみ、発言している。この種の会議では長々とした事情説明が始まる。議事録の文字数にして約1/3。「私のしごと館に係る建物等の有効活用検討会」の目的は地元の意見を聴く事だが、どうも地域の事情に詳しくないと解釈出来ない発言があるので補足しよう。例えば稲田進は用途規制に関連して、
- さっきの資料で用途の制限とかいろいろありましたが、これはそういう制度に基づいて決められているもので、逆にこの6頁に書いてあるアウトレットとかコンベンション、商業施設など、そういうのは立地できる場所が逆に決まっているのです。そこの商売もいまの時勢、青色吐息で非常に苦しい状況があります。
と述べている。「アウトレットとかコンベンション」とはけいはんなプラザであり、2007年末に倒産。今、出費を抑える手を打って再出発中だ。商業施設とはけいはんなプラザの東にある食彩プラザやユータウン、コーナンだろうが、こちらも苦しいのだろうか。続いて
- シネマコンプレックスも実はこの近くにできたのです。
とあるのは、高の原駅前のイオンを中心としたサンタウンプラザこすもす館。「この近く」とは「ここ」、即ちけいはんな精華·西木津地区の内側ではない事を示唆する表現と受け取れば、事実と符合する。
河井規子は
- できましたら職業体験ということをお願いしたいわけですけれども、どうしてもこのままの形態では難しいということでありましたら、関西には非常に多くの国宝があります。約6割が関西にあるということです。また重要文化財についても5割、そして国指定の史跡や名所といったものも3割が集積しているという点では、非常に歴史文化の宝庫と思われます。そういう中でもこの施設が、そういうPRのできる場所になってもいいのではないかと思います。特に私ども木津川市でも多くの国宝を持っておりますし、また最近もいろいろな史跡が出てまいりまして、国宝級の史跡も出ております。そういうものも職業の1つでありますし、そういう本物を見たり、体験したり、そして聞いたりとできるような施設の一部にも活用していただけたら非常にありがたいと思います。
の様に、文化財関連施設への転用の考えを披露している。憶測になるが、けいはんなの開発プランでは文化財=平城宮跡の様な印象が強い為、橘諸兄の恭仁京も置かれていた地元の代表としては不満を抱いているのではあるまいか。
また稲田進に戻るが、
- ちょっと立場的には違うか
もしれませんが、学研都市は、いま我が方のプロジェクトとしては、科学の町の子どもたちということで、いまの理科離れに対して、10年先ではなくて、20年、30年先の、いまの子どもが大人になったときに、日本がどうなるかということを子どもにも実感してもらいたいし、考え方としても再整理する時期が来ているのではないかということを1つ取り組んでおります。
と云う発言。理科離れ云々は日本原子力研究所が併設している子供向けの施設·きっず館を念頭に於いているのであろう。再整理、とあるので縮小、拡大、その他リニューアルでもするのだろうか。
- いまでこそインターネットで、家まで光ファイバーが行っているのが普通ですけれども、そういうのをここでは20年ぐらい前に先駆的にやっています。最近でいえば、ロボットが実際どういう活用をできるかというのを、商業施設の中で去年実験しました。いろいろな実証実験はしています。
けいはんな地区はロボット特区になっている。20年前云々はBBCCと云う情報通信関連のプロジェクトであり、ネットワークを活用した遠隔共同作業の実験を行っていた。
木村要の
- それから、学研施設の中の中核施設として、国の責任においてつくられてきた施設もかなりあります。しかし、その部分についてはおっしゃられない。しかし、このことについておっしゃるというのは、それで私も建物が悪いのですか、大きなお金を投資したがためにいけないのですか、中身そのもの、こういう研修施設そのものも駄目なのですかということをいろいろな場で言っても答えは返ってきませんけれども、そういう何かすっきりしない、やはり市民レベルの方たちも心配する。
は意味不明の発言だが、例えば私のしごと館と設立時期も規模も似た施設、国立国会図書館関西館が殆ど批判されていないのに、私のしごと館だけが廃止の対象となるのは理由が分からず納得出来ない、と和文和訳すればすっきりする。
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私のしごと館の今後 |
2009年5月14日(木) |
Infoseek
今日は晴。第1回 「私のしごと館に係る建物等の有効活用検討会」の議事録が出た。場所はwww.mhlw.go.jp/shingi/2009/04/txt/s0420-1.txtである。
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けいはんなサードステージプランと文化政策 |
2009年5月13日(水) |
Infoseek
今日は曇後晴。昨日と異なり風が強く、外に居れば涼しかった。ここ最近、私のしごと館と梅棹構想にあった巨大な総合芸術センターを対比する処から、けいはんな地区の開発計画を辿る話に軸が移っている為、改題する。サードステージプランは「関西文化学術研究都市の明日を考える懇談会」の答申を受け、「今後10年」に関する方針として、2006年3月29日に出た計画である。文化に関連する部分を抜き出すと、例えば、
に於いてはコンテンツ産業や地域活動に触れている。実に「関西文化学術研究都市の明日を考える懇談会」の答申にあった、新たな文化の創造に関する提言とそっくりだ。だが上述の部分は提言ではなく課題を述べている箇所の一部である。
提言に相当する部分は、
となっており、(財)国際高等研究所や国立国会図書館関西館、私のしごと館を文化施設として位置付け、その高度化を求めている。奈良文化財研究所や平城遷都1300年記念事業にも触れている。更に、産業と多少なりとも関連しそうな

と云う、自然科学と人文社会科学の融合に触れた箇所もある。
サードステージプランは新産業の創出を強く押し出しているし、地域活動に関する提言も行っている。だが「関西文化学術研究都市の明日を考える懇談会」と比べると、コンテンツ産業や地域活動を文化の枠に入れる様な態度は消えている。そして「文化拠点の高度化」と云う表現から、新たな施設の建設はもう考えない、と云う方針が窺える。2005年8月9日の第1回会合(www.mlit.go.jp/crd/daisei/daikan/tsp_iinkai/050809gijiyoushi.html)では、
- 近年国民の文化に対する意識が「文化施設への期待」から「文化活動への支援」にシフト、今後は様々なソフトを体系化することが必要。
と云う意見が出た模様で、総合芸術センターはまたもや否定されている。国際高研での芸術研究や国会図書館でのデジタルアーカイブが、梅棹構想を部分的に継承しているのかもしれないが。
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