綾紫の閑散日記
2011年1月24日〜1月29日

 
東大寺二月堂と2004年の思い出
2011年1月29日(土)
今日は晴。1/10には若草山が望める場所がある事を述べた。コントラスト操作の度合いは違うが、同じ写真(1)を再掲する。筆者は通常、横位置の画像は横720ピクセル、縦位置の画像は480ピクセルにリサイズしている。そこで、写真(1)の中央下部に見える神社仏閣らしき建物を横720ピクセルで抜き出した写真が写真(2)。かなりボケてはいるが、ベランダのある大きな木造建築物である事、良弁杉らしき木が少し手前に見える事から、これは東大寺二月堂である。もし東大寺二月堂をトリミング無でこの大きさに撮るならば、元の焦点距離(300mm)にピクセル比(4256/720)を乗じて1773mmが相応しい焦点距離になる。

折りしも「お水取り」が3月に迫っている。

実は2004年頃、高円山の大文字焼きを撮影すべく、3月頃から1000mm前後の超望遠レンズとなり得る製品の購入を考えていた様子が日記に残っている。天体望遠鏡やスポッティングスコープ、通販で紹介される事の多い安ズーム等が検討対象として挙がっていた。特に天体望遠鏡に関しては国際光器や笠井トレーディングが輸入していた中国製大口径アクロマートから高橋やASTROSIBのRitchey-Chretien鏡迄、本物の天文ファンから見ると無茶苦茶な比較を行っていた。また、LichtenkneckerのFFC20と云う直焦点撮影向け鏡筒、余り聞かない名だが、Vixenが輸入し、大阪協栄産業が1994年に販売したと云う記事(www.geocities.jp/i_ohno/astro/data1/ffc20.html)を見つけた事から、メールを送り、使い勝手に関して相談した事もあった。

結局、4月に安ズームを買ったが使い物にならず手放し、中古の500/4Pを購入。MF方式ではあるが電子的な露出制御には対応する、NikonのAF化過渡期の製品だった。これに2倍リアコンを噛ませて実戦投入。だが1回使っただけで2006年には下取り。この過程で三脚の重要さも思い知らされた。

以上が2004年の思い出。今からお水取り向けに考え直すとなると、どうなるだろうか。
 

(1)若草山方面を望む


(2)東大寺二月堂付近を拡大(ピクセル等倍)
 
 
 
リニア新幹線と古都バトル:「奈良市周辺」
2011年1月28日(金)
今日は晴。最近、リニア中央新幹線の東京-名古屋ルートがほぼ直線に近いルートとなる事が決まった。リニア中央新幹線は本来、大阪迄の路線だったから、次の課題は名古屋-大阪ルートの確定であり、早くも中間駅が出来るであろう、京都と奈良のバトルが始まっている。(1)産経によれば、
  • JR東海が「1県1駅」とするルート上の新駅が、国の基本計画で「奈良市周辺」との表現にとどまり府県名が明示されなかったためで、「周辺」にあたる京都府は「国際観光都市としては譲れない」と息巻き、奈良県の荒井正吾知事は「『奈良市周辺』とは県内で決定しているということだ」として一歩も引かない考えだ。
と云った具合だ。

奈良市周辺、とは具体的にどこまでの地域だろうか。

京都府の主張は「国際観光都市としては譲れない」だが、通常、都市とは市町村を意味する事が多い。その上で「国際」「観光」とあるから、京都府内のどこでも、ではなく、京都市内の利便性の高いどこかの地区を想定していると受けとれる。例えば京都駅。だが、京都市は奈良市周辺とは云い難い。

となると、「奈良市周辺」を尊重し、「京都府内のどこでも」と云う条件を受容するならば、木津川市や精華町、即ちけいはんな地区も候補になる。木津か祝園、或いはその中間のどこかでJR学研都市線と接続するのも一案。しかしネット上ではJR東海が「奈良市、生駒市、大和郡山市、天理市の何れか」を候補地として考えていると云う説もある。換言すると中間駅は奈良市から南にブレる事はあっても北にブレる事はない。従って木津川市·精華町の可能性もない事になる。

しかしまたまた混乱させるのだが、(2)リニア中央新幹線建設促進期成同盟会の地域づくりページに於いて奈良県は、
  • リニア中央新幹線は、人の交流の飛躍的な拡大を通じ産業、文化、観光の拠点形成に大いに寄与するものであり、リニア奈良駅周辺に業務·情報の中枢機能や商業·宿泊·コンベンション機能など高次都市機能の集積を進め、近畿圏の新たな玄関口の形成を目指します。
と述べつつ、奈良先端大の写真を挙げている。他の自治体を見ると東京都は新宿副都心、大阪府は関空と云う具合で必ずしも駅を作って欲しい場所を示しているのではなさそうなので勘繰り過ぎだが、何故「観光」と云いつつ大仏でなく奈良先端大なのか。もし奈良県が本当に奈良先端大付近を中間駅の候補地の1つとして考えているのであれば、それは名古屋-大阪ルートが県境ぎりぎりの所を通る事を意味している。少し木津川市か精華町、即ち京都府内に引っ掛かるかもしれない。

となると京都府がやっぱり府内に駅を作れ、と騒ぎ出すかもしれない。

木津川市も精華町も、走っているバスは奈良交通で、地形的にも奈良市の一部の様な場所。けいはんなプラザに入居している銀行も京都銀行ではなく南都銀行だ。この様な地域に中間駅ができたとなると、距離的にメリットを享受できるのは寧ろ奈良県である。従って奈良県も、奈良市周辺とは県内だと管を巻きつつ、木津川市·精華町ならば妥協する用意があるのかもしれない。中間駅建設の負担もなくなる。
 

(1)産経(www.sankei-kansai.com/2010/12/18/20101218-047462.php)


(2)リニア中央新幹線建設促進期成同盟会(www.linear-chuo-shinkansen-cpf.gr.jp/tiiki.html)
 
 
関西元気文化圏賞/私のしごと館/若草山の山焼き
2011年1月24日(月)
今日は晴。先ず平城遷都1300年祭の話題。(1)朝日の報じる処によれば、平城遷都1300年記念事業協会が「関西元気文化圏賞」の2010年の大賞を受賞したとある。2008年のせんとくん、2009年の国宝阿修羅像(興福寺)に続き、奈良県としては3年連続。「関西元気文化圏賞」は文化に限らず、鉄道開通の様な関西の話題全般を対象としている様子だが、それだけに平城遷都1300年祭が成功と見做されている姿がうかがえる。この種の地域イベントにも勝ち組と負け組があり、前年の例えば横浜開港博は失敗とされている。これに対し、身の丈に合った企画を行い、既存の文化遺産を活用し、ここまで盛り上げた事を表彰する、と云う意味だろうか。

続いて私のしごと館。(2)京都新聞によれば、私のしごと館の2度目の入札に対し、応札者は現れなかった、とある。私のしごと館の西側にも広大な更地が広がったままだが、何も建つ気配がなく、時折イベントの際の臨時駐車場として利用されているから、今回の結果も不思議ではない。跡地の活用、となると三重県名張市の皇學館大学が撤退と同時に4月から近大高専に衣替えする事になっているが、これはうまく行った例。逆に20年近く空き家のままの、野村総研跡地(鎌倉市)の様な事例もある。京都新聞は、京都府の国際戦略総合特区構想の進捗を見極めながら対応したいとの厚生労働省の見解で結んでいる。しかし国際戦略総合特区構想では私のしごと館は宿泊可能な研究施設、けいはんなアグリバイオバレー構想では宿泊機能のない展示·会議場として活用する事になっているので、違いが整理されていない点ではまだ何も決まっていないのに等しい。その上、京都府は私のしごと館が無償ならば受け取る用意があると発言しているが、本当はけいはんなプラザへの梃入れで手一杯ではなかろうか。従って、私のしごと館の前途は厳しい。

最後、22日には若草山の山焼きがあった。(3)早速家の近くの眺望の良い場所で撮影。しかしカメラの設定を誤って暗い写真になった上、微妙にブレてしまった。電子ケーブルレリーズを使ったにも関わらず。(4)翌日の黒焦げ写真でも、載せるか。
 

(1)朝日(mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000001101210001)


(2)京都新聞(www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110124000168)


(3)若草山の山焼き当日


(4)若草山の山焼き翌日