綾紫の閑散日記
2012年3月4日〜3月15日

 
積水化学移転
2012年3月15日(木)
今日は晴だが、朝一時小雨。最近リニアの話が続いているが、生駒市の山下市長は公式ブログ[1]
  • ただ、大和郡山市出身の知事が、郡山が有力候補と言われるのは、全くの偶然なのでしょうか。奈良市にあった県営プールが無くなって大和郡山市に再建されることになり、県立奈良病院も、奈良市内ではありますが、大和郡山市に近いところに新築移転することになったのは、ただの偶然だと思いたいですが・・・。
と述べていて、奈良県荒井正吾知事の大和郡山市優遇政策に対する疑念を明らかにしている。それと関係があるのかどうか、奈良新聞[2]によれば平城宮跡の南隣にあった積水化学の工場が大和郡山市に移転する模様で、これは知事と積水化学社長の直接交渉で決まったとある。移転先を詳しく報じているのは産経[3]で、パナソニックアプライアンス奈良工場内の一部約4ha。集約で空地があったとあるが、それで4haを稼げたとなると狭い日本どころか、まさに空地大国日本だ。それにしても奈良県内の他の工場用地ではなく、大和郡山市を選んだ理由は、何だろうか。日経[4]は最近のけいはんな学研都市の動向に触れており、タツタ電線等の企業の拠点が規制緩和策の後押しもあって進出したと述べている。昨年2月21日の日記でも触れたが、生駒市に属する高山第1工区にも上六印刷が進出。高山第1工区はまだガラガラであり、積水化学の工場を持って来る可能性もあった筈だが、そうならなかったのは研究開発機能がない為だろうか。
 

[1]生駒市長ブログ(www.city.ikoma.lg.jp/blog/2012/03/post-281.html)


[2]奈良新聞(www.nara-np.co.jp/20120315092224.html)


[3]産経(sankei.jp.msn.com/region/news/120315/nar12031502030003-n1.htm)


[4]日経(www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819890E3E0E2E3868DE3E0E2E1E0E2E3E09E9693E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E2E5EAE5E5E2E3E7E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2)
 
 
リニア誘致合戦
2012年3月14日(水)
今日は晴。リニア新幹線の奈良駅誘致、動きがあった。先ず日経[1]によると、奈良県の荒井正吾知事が取材に応じている。これまで奈良市八条附近を推しているとも取れる発言もして来たが、
  • 「交通体系上、既存の鉄道、道路があるところがいいという感覚が強い」と語り、奈良市南部に隣接する大和郡山市を地元案の最有力候補地とする意向を表明した。
とあるので、大和郡山市の提案、即ちJR線と近鉄線が交差する附近とする案に乗っかった模様。マスコミの常として曖昧な発言を恰も決まったかの如く針小棒大に書きまくっているのかもしれないが。当然これに対し、生駒市の山下真市長は反論。毎日[2]によると、
  • 同工区(高山第2工区)の開発は「『何が何でも』ではなく、成功するプロジェクトでないとやるべきではない。現時点では、リニア駅以外のアイデアはなく、リニア以外で開発を進めるつもりはないと知事に伝えた」と述べた。
  • 山下市長は市のホームページの「市長日記」や自身のツイッターで「理由付けに緻密さが足りない」と批判。遺跡、景観、用地買収の面などで奈良、大和郡山両市域の問題点を指摘した上で「大和郡山市出身の知事が、郡山が有力候補と言われるのは、全くの偶然なのでしょうか」などと書き込んでいた。
  • 「どこがふさわしいかは客観的事情で決められるべきだ」と疑問を呈した。
と云った具合。大和郡山市出身だからリニア新駅も大和郡山市に、だろうか。ただともかく、遺跡、景観、用地買収の問題が回避出来ないことだけは確かだ。

ともかく、面白くなって来た。
 

[1]日経(www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819890E3E1E2E0838DE3E1E2E1E0E2E3E09E9693E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E5)


[2]毎日(mainichi.jp/area/nara/news/20120314ddlk29020540000c.html)
 
レーザー復活
2012年3月13日(火)
今日は晴。Yahoo![1]によると、けいはんなプラザの日時計から行われていたレーザー光線の照射が、9日から再開された模様。1996年に故障して以来とある。筆者は1996年1月、けいはんなプラザ内のサテライトオフィスに異動したが、レーザー照射が行われていた事は全く知らなかった。ところで今、けいはんなプラザからは撤収したが、自宅附近にはけいはんなプラザが見える高台がある。となると夜間であればレーザー光が見えるかもしれない。
 

[1]Yahoo!(www.asahi.com/travel/news/OSK201203090157.html)
京都新聞(www.kyoto-np.co.jp/local/article/20120310000056)も同内容
 
 
リニア奈良駅として生駒は不適か
2012年3月10日(土)
今日は晴。生駒市がリニア新幹線の駅を学研都市高山第2工区へ誘致しようとしているが、奈良県の荒井正吾知事は県議会でこれに反対する意見を述べている。朝日[1]·産経[2]によれば、知事の発言は
  • 「位置はいつ決めるのか」との一般質問に対し、荒井知事は、生駒市が誘致を表明した学研高山第2工区の整備と新駅設置は別の問題だと指摘。国会議員が誘致したことから、「田んぼの中の政治駅」とも呼ばれる東海道新幹線の岐阜羽島駅の例を引用。「有力政治家が位置を決めたが、発展しない駅として逆の名誉を残した。(奈良市付近の駅は)政治的配慮をなくし、県民、交通の神様に聞いて決めるのが本当によいかと思う」と述べた。
  • 中間駅の候補地をめぐっては、大和郡山市の上田清市長が西名阪自動車道や京奈和自動車道、JR関西線、近鉄橿原線などとの交通アクセスに恵まれているとして、同市内への誘致を要望している。こうした要望について、荒井知事は8日の県議会一般質問で「具体的な位置については決めていない」としながらも、「駅の立地に求められる要件については(上田)市長と同じ方向性だ」と答弁し、同調する姿勢をみせていた。
となっている。因みに朝日の「国会議員」とは大野伴睦。

上記の発言から、知事のリニア新駅に対する基準は明確、即ち何もない、その分作り易い場所よりも、既存の、或いは将来の交通網との接続性の良い場所を、である。以前、京奈和道のインターチェンジが建設されるであろう奈良市八条附近を否定しなかったのも、この為である。

但し、それ以上に知事の頭にあるのは、リニア新駅の便益を京都府に漏出させたくない、と云う発想ではなかろうか。高山第2工区は生駒市の北部であり、そこへリニア新駅を建設するとなると京都府南部を通過する。となるとその代償としてアクセス線である近鉄けいはんな線支線を祝園迄伸ばさざるを得ないが、これで便益を受けるのは精華·西木津地区と呼ばれる一帯であり、奈良県の観光にとってメリットは小さい。奈良市の仲川市長の主張である「学研都市」も、「学研都市且つ奈良市内」ならば候補地は高の原·平城山近辺となるが、もしJR東海がJR仲間のよしみから平城山をリニア新奈良とすべきと主張したとなると、元々近鉄王国である奈良県にとって、観光面のメリットが大きい場所ではなくなる。

となると大和郡山市が誘致を目論んでいる近鉄線·JR線が交差する場所は、奈良県にとって望ましい候補地の1つである事は確かだ。
 

[1]朝日(www.asahi.com/travel/news/OSK201203090157.html)


[2]産経(sankei.jp.msn.com/region/news/120310/nar12031002110002-n1.htm)
 
 
リニア誘致合戦
2012年3月6日(火)
今日は雨後晴。リニア新幹線の奈良駅誘致、生駒市が動き始めた。毎日[1]によれば、高山第2工区に誘致する為の調査費が、市の予算に計上された模様。そして同じく毎日[2]だが、山下市長がリニア駅誘致を市政の最重要課題と位置付けている模様。大和郡山市では市議会が誘致の決議を行っているし、奈良市では市長が「学研都市」と云う発言をしているが、今の所生駒市が一歩前に出ている。ところでリニア奈良駅は「奈良市付近」で且つ「奈良·生駒·大和郡山·天理」の各市かその周辺に建設される筈なので、天理市からも何らかの意見が出ても良さそうだが、ネットニュースレベルでは何も聞こえて来ない。誘致の意思、ないのだろうか。
 

[1]毎日(mainichi.jp/area/nara/news/20120228ddlk29020621000c.html)


[2]毎日(mainichi.jp/area/nara/news/20120306ddlk29020663000c.html)
 
 
けいはんな動向
2012年3月4日(日)
今日は雨。けいはんな学研都市の動向に触れよう。先ず京都新聞[1]によれば、京都府は、学研都市中心エリアにあたる精華·西木津地区内の南部等約30haの領域に於いて、研究機能と生産機能が一体となる施設の立地も認める他、既存の施設に対しても交渉に応じる模様。こうした規制緩和は、精華·西木津地区では主として北部一帯で実施されており、中小企業が集まって来ている。「北部」と云い切れるのは、企業や研究所を積極的に誘致する「文化学術研究地区」の北側一帯だからである。一方、南部となる何処が南部かはっきりしないが、住宅や山林を除けば私のしごと館と国会図書館関西館の間の土地(大阪ガスと京阪電鉄·三井不動産·野村不動産が所有)、けいはんなプラザの東隣の土地(URが所有)、合わせれば30haに若干届かないくらいとなるので、まさにそこで規制緩和を実施しようとしているのかもしれない。

次にまた京都新聞[2]だが、京大附属農場の高槻市から木津川市への移転話がやっと具体的に進み始めた模様。高槻市が今の農場を取得する議案を市議会に提案する。移転のきっかけは弥生時代の集落跡が見つかった為。URは2013年度ニュータウン事業全般から撤退する予定であり、急がないといけない。

続いて毎日[3]だが、京都府は出力1〜2MWのメガソーラー施設を学研都市に整備する模様。学研都市は「関西イノベーション国際戦略総合特区」に選定されている他、スマートグリッドの実証地区にもなっている。広大な空地もあるからメガソーラー設置も可能だろうが、そうすると最初に述べた規制緩和とは矛盾する。メガソーラーは土地を取って置く事、規制緩和は売り出す事が前提だからだ。具体的な場所が何処になるだろう。
 

[1]京都新聞(www.kyoto-np.co.jp/local/article/20120222000134)


[2]京都新聞(www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120228000124)


[3]毎日(mainichi.jp/area/kyoto/news/20120224ddlk26020566000c.html)