今日は晴。それにしてもずっと寒い日々が続いている。第1の話題:ところで微妙ではあるが、リニア新奈良駅の場所について、荒井正吾知事(奈良県)·山下真知事(生駒市)の発言、微妙に変化している。先ず毎日
[1]によれば、知事は14日の定例記者会見で
- リニア中央新幹線の新駅の誘致場所について、「既存の鉄道や道路が近くにあり、利便性が高い」として大和郡山市周辺を検討していく考えを示した。一方で「客観的に(根拠を)示さないといけない。リサーチを続けたい」と述べ、決定事項ではないと強調した。
と発言した模様。利便性の高い大和郡山市附近を検討はするが、決定ではない、と釘を刺している。最近、神奈川県内のリニア中間駅として相模原駅が候補に挙がっているが、建設時期を考えると、今から手の内を明らかにしてしまえば、地価の暴騰を招く。自治体トップとしては曖昧な表現に終始せざるを得ない。この点だけは市長も同じで、15日付けのブログ
[2]では高山地区第2工区の利点を強調しつつ、駅の設置場所を決めるのはJR東海だとも述べ、
- JR東海の意向や技術的な課題を脇に置いて、私と知事の間で「こちらがよい」、「あちらがよい」等と議論しても、あまり意味がありません。
- しかも、名古屋·大阪間の中間駅の設置場所を決める時期は、仮に開業が現時点で示されている2045年だとすれば、2027年開業の東京・名古屋間で中間駅の設置場所が決まったのが2011年ですから、それと同様に考えれば、2029年となります。名古屋·大阪間の開業が前倒しされるとしても、この3、4年の間に決まることはないでしょう。
- リニアの中間駅をどこに設置するかは、奈良県にとって重大なことです。
- そして、時間は沢山あります。ですから、今後、様々な調査を実施し、県民、政治家、経済界、マスコミ等が客観的な事実をもとに、大いに議論して決めれば良いのではないでしょうか。「万機公論に決すべし」です。
- ゆめゆめ、「交通の神様」に勝手に決めさせてはいけません。
と結んでいる。やはり今から余り具体的に決め込んでしまうべきではない、との計算か。なお最後の「交通の神様」とは知事の発言にあった言葉で、知事は「万機公論に決すべし」に近い意味合いで用いたと思われるが、市長から見ると運輸官僚として永らく交通行政に携わって来た知事ご本人であるらしい。
第2の話題:関西にカジノを誘致する話、当時大阪府知事だった橋下徹市長が乗り気で、関西広域連合でも検討課題となったが、反対論も強く沙汰止みになっていた。しかし大阪日日新聞
[3]によれば、関西経済同友会がカジノも含む統合型リゾートの提言書を大阪府·市に出した、とある。舞洲の土地80万m
2にホテル、ショッピングセンター、劇場、美術館や関西の芸術をプレ体験し観光予約もできる「関西ミュージアム」、海外企業の誘致につなげる「関西産業館」も盛り込んだとか。但し「統合型リゾート」と云う言葉のイメージとは裏腹に
- 情報発信力と消費力のある海外の経済人らを呼び込む構想。
- カジノは、異なる事業者で2施設を想定。全体の約5%の面積でリゾート全体の収益の70%を確保し、「採算性の悪いMICE機能(企業の会議や国際会議や展示会)」など、リゾート全体の維持運営に充てる。
とあるので、純然たる観光よりも寧ろ、国際的な展示会、商談会、その他会合の実施を目指す施設群の様だ。そして客には面積比5%のカジノでついでに遊んで貰い、その金を以って全体の運営に充当する作戦。
筆者の素朴な感想だが、1つは、大阪市に80万m
2もの、一括して利用可能な土地が残っていたと云う点。もう1つは、集客力はあくまでMICE機能の側にあり、カジノ単体にあるのではないから、国際会議を誘致する基本的な力がない限り、カジノでの収益も望めない。どうだろうか。

[1]毎日(mainichi.jp/area/nara/news/20120315ddlk29020584000c.html)

[2]生駒市長ブログ(www.city.ikoma.lg.jp/blog/2012/03/post-282.html)

[3]大阪日日新聞(www.nnn.co.jp/dainichi/news/120303/20120303037.html)